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ハイブリッドコンパクトカー トヨタ・ヤリス 日産ノートカタログ燃費・実燃費徹底比較

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コンパクトな新型ハイブリッドカー、トヨタ・ヤリスと日産ノート。どちらも、低燃費が売りのハイブリッドカーとして大変人気の車となっています。ハイブリッドカーは、ガソリン車と比べて、車両本体価格が割高ですが、燃費が良いということで、長距離を走る人に人気の車です。ヤリスとノートの購入を検討するにあたり、燃費を比較する人も多いのではないでしょうか。カタログ燃費は、メーカーのカタログを見れば書いてありますが、実燃費はどうなのかという点も気になるところですね。

ヤリス

この記事では、トヨタ・ヤリスと日産ノートの燃費について比較してご紹介します。

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ハイブリッドシステム比較

ヤリスとノートは同じハイブリッドカーですが、ハイブリッドシステムに大きな違いがあります。ヤリスハイブリッドは、エンジンとモーターを同時に使って走るシリーズ・ハイブリッドですが、ノートはエンジンは発電のみに使用し、充電した電気を使ってモーターのみで走行するシリーズハイブリッドです。ヤリスのハイブリッドシステムはTHS、ノートはe-POWERと呼ばれています。

ヤリスハイブリッドシステム(THS)
ノートe-POWER

モーターの出力はそれぞれ以下のようになっています。

ヤリス
1NM型交流同期モーター
最高出力:80ps(59kW)
最大トルク:141Nm

ノート
EM47型交流同期モーター
最高出力:116ps(85kW)/2900-10341rpm
最大トルク:280Nm/0-2900rpm

ヤリスはエンジンの出力がシステム出力として加算されるため、モーターの出力は抑えられています。

カタログ燃費比較

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ヤリスとノートのカタログ燃費を比較してみます。グレードにより、多少の差があるため、それぞれ最も燃費の良いモデルで比較してみます。

ヤリスHYBRID X
WLTCモード燃費:36.0km/ℓ
 市街地モード37.5km/ℓ
 郊外モード40.2km/ℓ
 高速道路モード33.4km/ℓ

ノートF
WLTCモード燃費:29.5km/ℓ
 市街地モード29.9km/ℓ
 郊外モード32.6km/ℓ
 高速道路モード27.6km/ℓ

ヤリスとノートのカタログ燃費の差は以下の通りです。このようにカタログ燃費でも圧倒的にヤリスのほうが良いという結果となります。

WLTCモード燃費:6.5km/ℓ
 市街地モード7.6km/ℓ
 郊外モード7.6km/ℓ
 高速道路モード5.8km/ℓ

実燃費比較

WLTCモードは、実燃費により近い数値ということになっていますが、走行状況によりますが、実燃費はこれよりも悪化することが一般的です。ヤリスとノートの実燃費はどの程度になっているのでしょうか。筆者が実際に高速道路、国道、一般道をほぼ同じ条件で走行した結果、以下のような結果となりました。

ヤリスHYBRID X
30.0km/ℓ

ノートF

18.2km/ℓ

12.8km/ℓ

このように、カタログ燃費よりもさらに差が開く結果となりました。ノートの実燃費の18.2km/ℓという数値は、ガソリン車のコンパクトカーの数値15km/ ℓに近く、ハイブリッド車としては少々残念な結果です。燃費で車両本体価格の差を回収したいと考えている人にとっては、非現実的ということがわかるかと思います。

どちらを選ぶべきか

ヤリスとノートの燃費について徹底比較しました。燃費だけで比較すると、ヤリスが圧勝という結果です。車選びの基準は燃費だけでなく、デザインや先進性なども考慮して選ぶべきでしょう。特に、ノートはプロパイロットという高速道路で自動運転に近い機能を実現する機能もついているので、その先進性は大きな魅力です。

ノートe-POWER プロパイロット

まとめ

この記事では、ヤリスハイブリッドモデルとノートの燃費を比較してご紹介しました。燃費の良さはヤリスが圧倒的な結果となっています。ノートにはプロパイロットという先進機能はありますが、燃費を重視する人にとっては、ヤリスはノートよりも魅力的な車であることは間違いありません。ヤリスもノートもレンタカー屋で扱われている車なので、試乗しただけでは足りないという方は、レンタカーを借りて徹底比較をしてみることをお勧めします。

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