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車のローンについて

新しい車選びばかりに一生懸命になりすぎて、大事な支払いについては後回しになっていないでしょうか。ディーラーや中古車販売店のオススメする自動車ローンを組んでしまうと数十万円単位で損をしてしまう可能性があります。そこで、気を付けていただきたいのは、自動車ローンは車選び以上に慎重に決めていただきたいと思います。このページでは自動車ローン選びで後悔しない方法を、ご紹介していきたいと思います。

プリウスで支払総額を比較

それでは実際に2016年度の登録車販売台数22万5066台で堂々の一位に輝いた「プリウス」を買う場合でシュミレーションしてみたいと思います。また、分かりやすく計算したいと思いますのでシュミレーションの条件は以下のようにしました。

購入車両トヨタ プリウス・Sグレード
本体価格(税込)248万円(オプション・保険・税金・諸費用は含まない)
頭金なし
返済期間60ヶ月
ボーナス払いなし
残価設定プラン利用しない

上記の内容で車を購入してローンを組んだ場合、自動車ローンの種類によって支払総額にどれくらいの差があるのかを検証してみたいと思います。

ディーラーローンNの場合

金利7.8%
借入額 2,480,000円
月々50,048円
総支払額 3,002,905円
利息合計 522,905円

メガバンクMの場合

金利 2.5%
借入額 2,480,000円
月々 44,013円
総支払額 2,640,807円
利息合計 160,807円

信用金庫Rの場合

金利 2.9%
借入額 2,480,000円
月々 44,452円
総支払額2,667,134円
利息合計 187,134円

いかがでしょうか。ディーラーローンとメガバンクを比べると35万円以上もの差があることがわかりました。どこでローンを組むかで利息負担が大きく変わることがわかったのではないでしょうか。値引きを慎重に行うことも重要なのですがローン会社選びもとても重要です。

金利だけで選んではいけない

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下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!

金利を比較する際に、低さだけで判断してはいけません。よくあるのが金利2.5%〜3.7%といった上限に幅がある場合があります。最終的には審査で金利が決まるため金利を見る場合には必ず一番高い場合の金利を見るようにしましょう。

保証料について

また、金融機関によっては保証料が別に発生する場合があります。金利表示には保証料が含まれている場合と、保証料が含まれていない場合があるので必ず確認することをオススメします。保証料が別に発生する場合は金利と合算して考えるようにしましょう。

変動金利と固定金利

変動金利と固定金利についてはどちらが良いということは場合によって異なります。一般的に借入期間が短いほど金利変動のリスクも小さいと考えられていますので、3年以下の場合は変動金利、それ以上の長期の場合は固定金利で選んでおけば無難な選択と言えます。

ディーラーローンでもオトクな場合

ディーラーでは定期的にキャンペーンを実施しているため、通常より低い金利でローンを組める場合があります。キャンペーンの時期としては決算月である3月と新車が発表される少し前の在庫一掃セールの時期と言われています。それ以外の時期でも不人気車の場合は期間限定でキャンペーンが行われることがあります。また、交渉次第で金利を引き下げてくれる場合があるので、営業マンに相談してみる良いでしょう。

利便性から考える

一般的に銀行の自動車ローンの場合、手続きは平日の営業時間で行うため、日中に銀行へ行く必要があります。そのためお勤めをしている方であれば、手続きのためにわざわざ仕事を休んで行かなくてはいけないため大きな負担となります。また、審査の合否にも時間がかかるため、購入する車を決めてから実際に購入するまでには非常に時間がかかってしまうデメリットがあります。

審査も非常に厳しいので、1台ローン中の人が2台目をローンで購入しようとする場合は、審査に通る可能性がかなり低くなります。

ディーラーローンであれば、上記のような状況でも個人信用さえ問題なければ審査は通る可能性が高く、土日でもわずか10分で審査結果が出るというメリットがあります。このようなことからディーラーローンを利用する人が多いのは、手間がかからないということが一つの理由です。

ローンへ組み込みが可能な費用

ローンの重要なポイントとして、どこまでの費用をローンに組み込むことが可能かという点です。例えば住信SBI銀行の場合は・・・

・自動車購入資金および諸費用・オプション代金など
・他金融機関で借入中の自動車ローンの借換え
・車検費用
・修理費用
・付属品の購入資金

と多岐に渡ります。手持ちの現金が寂しい時は非常に助かる内容となっています。金融機関のマイカーローンには諸費用などを組み込めるところが多く、残価設定ローンを含む、ディーラーローンでも諸費用込でローンを組むことができます。

また、ディーラーローンではメンテパックなどを利用すれば、点検・車検費用まで全部含んでローンを組むことができます。見積書に載せられる項目であれば、ディーラーローンにできるので、例えば持ち込みカーナビやETCの取り付け作業費までも入れることができます。

自動車ローンの審査について

欲しい車が決まり、値引き交渉も順調に進んだので、自動車ローンを組もうとしたら審査に通らなかった・・・という方もいます。心あたりがないのに何故だろうと思われる方も多いのではないでしょうか。

自動車ローンの審査に必ず通るという明確な方法は存在しませんが、一般的に重視する点や気をつける点は存在します。自動車ローンの中で特にチェックされるポイントをまとめてみましたので、これから自動車ローンを検討している方の参考にして頂けると幸いです。

延滞など事故歴がある場合

過去にローンの返済中に支払えなくなったなどの事故歴があると高い確率で審査に落ちてしまいます。具体的には延滞・債務整理・代位弁済(保証会社が返済した)・強制解約(延滞が原因で消費者金融やクレジットカードの契約打ち切り)などがあると難しいと考えて下さい。

信用情報でチェックされている

なぜ延滞などの履歴が分かるのかというと、信用情報を調べることですべてが分かるようになっているからです。信用情報は信用情報機関ですべて管理されているため、個人のローンやクレジットカードの申込履歴、利用履歴、返済状況などが全て分かるようになっています。

金融事故信用情報への登録期間
長期延滞延滞解消後1~5年
債務整理整理後5年から10年(破産以外は最長5年)
代位弁済弁済後5年
強制解約解約後5年

このように一定期間が過ぎることで記録は消えますので、永久にローンが組めないということではありません。

信用情報を確認する方法

現在の自分の信用情報は簡単に調べることが可能です。信用機関は現在3社あるので下記にまとめます。

株式会社シー・アイ・シー(CIC)

インターネット(パソコン・スマートフォン)・郵送・窓口での開示が可能で料金は500円〜1000円

株式会社日本信用情報機構(JICC)

郵送・窓口での開示が可能で料金は500円〜1000円

全国銀行個人信用情報センター(KSC)

郵送・窓口での開示が可能で料金は500円〜1000円

実際に開示することで自分の信用情報を調べることが出来ますので気になる方は確認してみて下さい。

現在の借入状況も関係がある

自動車ローンでは、その人が現在支払っている年間の返済額が関係してくると言れています。実際にどの借入が含まれるのかというと下記のローンが関係してきます。

・住宅ローン
・カードローン
・クレジットカードのキャッシング
・クレジットカードの分割払い・リボ払い
・携帯機種代金の割賦払い
・自動車ローン

返済負担比率について

返済負担比率とは、年収に対して年間で返済している額の割合のことを言います。この比率が高くなると審査に落ちやすくなるのですが一般的には35%〜40%と言われています。

例えば、下記のような方の返済負担比率をシュミレーションしてみましょう。

年収400万円
住宅ローンで毎月8万円(年間で96万円)
携帯機種代金の割賦払いで毎月5,000円(年間6万円)
クレジットカードのリボ払いで毎月5,000円(年間6万円)

そして自動車ローンを毎月3万円(年間36万円)を支払予定として考えます。

返済負担比率の計算方法は年間返済額÷年収×100=返済負担比率(%)となります。

96万円+6万円+6万円+36万円=144万円
144万円÷400万円×100=36%

返済負担比率は36%となり、金融機関によっては厳しい場合もあるので、自動車ローンの支払額を調整することで可能性が出てくると考えられます。

審査に落ちたら時間を空ける

自動車ローンの申し込み以外にも注意が必要です。例えば1ヶ月前にクレジットカードに申し込んだが審査に落ちた場合、6ヶ月間は信用機関に掲載されているため、申し込みは避けておいたほうが無難です。金融機関の自動車ローンの審査に落ちた時も同様ですが、ディーラーローンの場合は通る場合もあるようです。どちらにしても時間に余裕を持ってスケジュールを組むことをオススメします。

残クレのメリットとデメリット

残クレという言葉をご存知でしょうか。CMなどから知っている方も多いと思いますが、残クレとは残価設定ローンの略で、車両価格から3年〜5年後の車両の価値を予め差し引いた金額を分割で支払う購入方法のことをいいます。例えば、300万円の車の5年後の価値が140万円の場合、差し引いた160万円を分割して支払うという方法です。支払い終了後は、新車に乗り換えるか、ディーラーに返却するか、残価を引き続き支払うかの3通りから選ぶことが出来るのも特徴の一つです。

各メーカーの残クレプランについて

各メーカー毎に残クレの名称も違います。トヨタでは「残価設定型プラン」、マツダでは「マツダスカイプラン」、日産では「残価設定型クレジット」、ホンダでは「残価設定型クレジット(残クレ)」、スバルでは「SUBARU残価設定型クレジット」と各メーカーそれぞれの名称があります。

残クレのメリット

残クレのメリットは通常の分割支払いよりも、将来の価値を差し引いた額になるため月々の支払いが少なくてすみます。そして3年〜5年という設定のため乗り換えも短期間で行うことができるのが特徴です。また、将来の車の価値が保証されているため、中古車市場の価値が下がったとしても追加費用を負担する必要はありません。

残クレのデメリット

では、残クレのデメリットについてですが、月々の支払いが少なくて済む分、利息が高くなるということが挙げられます。これは通常のローンの場合は期間が終了すると全額返済することになるのですが、残クレでは残価が残ってしまうため元金の減るスピードが遅いということになるからです。そのため乗り続ける場合には通常のローンよりも多くの利息を支払わなくては行けないというデメリットがあります。

また新車に買い換える場合や、車を返却する場合は走行距離についても関係があり、メーカーにより異なりますが年間走行距離にして11,000km~18,000kmを超えてしまうと負担金が発生してしまうということです。さらに事故などで車に傷などが残る場合も負担金が発生します。

オトクなプランもある

トヨタでは「トリプルアシスト」お得なプランがあり、残価設定プランと、自動車保険料もローンに組み込める「クレジット一体型自動車保険」と、「TS CUBIC CARD」というクレジットカードで使用した分を、月々の支払いに充当できるサービスがセットになったプランです。

中古車でも残クレがあります

残クレというと新車のイメージですが中古車でも残クレを利用できるメーカーがあります。

販売店プラン名
トヨタU-Car ゆとりプラン
ホンダHonda 中古車限定 据置クレジット
スズキ中古車「かえるプラン」

ローン支払い中でも買取りは可能か

車を買い替えたいけど、まだローンが残っているから無理・・・と思っている方は非常に多いのではないでしょうか。ローンの残債があると車は買い取ってもらえないという情報がありますが実際には可能なのです。

最近の新車購入のトレンドとして残価設定クレジットで3年から5年後の残価を設定して月々の支払いを抑える支払い方法があります。最近では半数の方が残価設定クレジットを利用しているといわれています。この残価設定クレジットの場合、所有権はローン会社またはディーラーにあるため売却できないというイメージがあるのですが、実際には売却が可能です。手続きもローンがない状態のときと変わりません。

例えば、ローンの残債が200万円で買取り価格が220万円だった場合、20万円の差額が戻ってきます。一方、ローンの残債が200万円で買取り価格が180万円だった場合は20万円を車買取専門店へ支払うことで買取りが可能になるということです。基本的に手続きは車買取専門店が行ってくれるため時間と手間がかかることはなく、支払い自体も本人が支払ったということになりますので、信用情報に問題が起こることもないので安心です。

ローンの残債があっても車は売却可能なので、ローン中でも新しい車がほしくなったら、車一括査定を利用して高額買い取りしてもらうことをおすすめします。

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