ジムニーシエラ(3ドア) vs ジムニーノマド(5ドア)徹底比較

スズキの 「ジムニーシエラ」 と 「ジムニーノマド」 はどちらもラダーフレーム構造を持つ本格的なオフロードSUVですが、ドア数やボディサイズ、用途に違いがあります。以下、詳細な比較をしていきます。

目次
基本スペック比較

ボディサイズ・居住性
ジムニーシエラ(3ドア)

コンパクトなボディで 取り回しがしやすい。3ドアのため 後部座席へのアクセスが不便。荷室は狭く、日常使いよりもオフロード性能重視。
ジムニーノマド(5ドア)

ホイールベースが340mm延長 されており、安定感が増している。後席ドアが追加 されたことで、後部座席の使い勝手が向上。後席スペースが広がり、家族や友人と乗る機会が多い人向け。その分、最小回転半径が大きくなり、小回りが利きにくい。
オフロード性能


ジムニーシエラは、短いホイールベースにより急な斜面でも乗り越えやすい。ジムニーノマドはホイールベースが長く、ブレークオーバーアングルが小さいため、腹を擦るリスクが高い。ただし、ノマドも ジムニーシリーズの基本設計を踏襲 しており、悪路走破性は非常に高い。
走行性能と乗り心地

ジムニーシエラ
車体が軽いため、キビキビした走りが可能。オフロード性能が非常に高く、狭い道でも取り回しがしやすい。リセールバリューが高く、長く乗るほどお得。
ホイールベースが短いため、高速道路での安定性が低い。荷室や後席が狭く、長距離移動にはやや不向き。
ジムニーノマド
ホイールベースが長いため、 直進安定性が向上。5ドア仕様で 乗降性・居住性が向上 し、日常使いにも適している。
車重が増えたことで 燃費が若干悪化 している。ホイールベースが長くなった分、小回りが利きにくい。オフロード性能はシエラよりやや劣る(特にブレークオーバーアングル)
燃費性能

スズキの人気SUVであるジムニーシエラとジムニーノマドは、優れたオフロード性能と独特のデザインで多くのファンを魅了しています。今回は、これら2つのモデルの燃費性能に焦点を当て、詳しく解説します。
ジムニーシエラは1.5Lエンジンを搭載し、トランスミッションは5速MTと4速ATの2種類が選択可能です。WLTCモード燃費は、5速MT車で15.4km/L、4速AT車で14.3km/Lと公表されています。しかし、実際の走行環境では、4AT車が12.0km/L、5MT車が13.6km/L程度と報告されています。また、ユーザーからは、街乗りで約10km/L、郊外で約12km/L、総合平均で約13km/Lとの声もあります。
ジムニーノマドは2025年4月に登場した5ドアモデルで、同じく1.5Lエンジンを搭載しています。WLTCモード燃費は、5速MT車で14.9km/L、4速AT車で13.6km/Lとされています。実燃費に関しては、MT車で約12.90km/L、AT車で約12.06km/Lと予測されています。これは、ジムニーシエラに比べて車重が約100kg増加していることが主な要因とされています。
ジムニーシエラとジムニーノマドは、共に1.5Lエンジンを搭載し、優れたオフロード性能を持ちながらも、燃費性能においては若干の差異があります。ジムニーシエラは軽量な分、やや燃費が良好であり、ジムニーノマドは車重増加の影響で若干燃費が劣るものの、5ドアの利便性や広い室内空間を備えています。選択の際は、使用目的やライフスタイルに合わせて検討すると良いでしょう。
車体色
ジムニーシエラのボディカラー
ジムニーシエラは、多彩なカラーバリエーションが魅力です。特に人気の高い色は以下の通りです。
- ミディアムグレー:汚れが目立ちにくく、アウトドアシーンにも映える落ち着いた色合い。
- ブルーイッシュブラックパール3:深みのある黒で、青みがかった光沢が特徴的。定期的な洗車で美しさを保ちやすい。
- ジャングルグリーン:アウトドアに似合う深い緑色で、自然の中でも存在感を放つカラー。
- シフォンアイボリーメタリック:柔らかなアイボリーカラーで、クラシカルな雰囲気を醸し出す。
- ピュアホワイトパール:清潔感のある白で、どんなシーンにもマッチする人気色。
これらのカラーは、ジムニーシエラの力強いデザインを引き立て、オーナーの個性を表現するのに最適です。
ジムニーノマドのボディカラー
ジムニーノマドは、5ドア仕様の新モデルとして登場し、以下の6色がラインナップされています。
- シズリングレッドメタリック/ブラックルーフ(2トーンカラー):鮮やかな赤とブラックルーフの組み合わせで、スポーティーな印象を与える。
- シフォンアイボリーメタリック2/ブラックルーフ(2トーンカラー):柔らかなアイボリーとブラックルーフのコントラストが上品な印象。
- セレスティアルブルーパールメタリック:澄んだ青空を思わせる爽やかなブルー。
- ブルーイッシュブラックパール4:深みのあるブラックで、高級感を演出するカラー。
- ジャングルグリーン2:自然と調和する深緑色で、アウトドア志向の方に人気。
- アークティックホワイトパール:純白のボディカラーで、清潔感とスタイリッシュさを兼ね備える。
ジムニーノマドのカラーラインナップは、ジムニーシエラと比べて厳選された印象ですが、専用色も設定されており、個性を際立たせることができます。
各モデルともに、多彩なボディカラーが用意されており、ユーザーの好みやライフスタイルに合わせて選択可能。実際の色味や質感は、ディーラーでの実車確認をおすすめします。
価格

ジムニーシエラ
196.2万円~218.3万円
ジムニーノマド
265.1万円~275万円
どっちを選ぶべき?


結論
ジムニーシエラ は よりオフロードに特化し、コンパクトな機動性を活かせるモデル。一人旅や狭い道を走る機会が多い人に最適。ジムニーノマド は ファミリーや複数人での利用、日常使いのしやすさを重視する人向け。ジムニーのオフロード性能を維持しながら、快適性が向上している。どちらも魅力的ですが、 「ソロキャンプ・林道・軽快な走り」ならジムニーシエラ、「家族・長距離・利便性」ならジムニーノマド という基準で選ぶのが良さそうです。
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