トヨタ 新型コンパクトカー ヤリス最新情報

すでに公式サイトでは情報が提供されています。
ヤリスというと、日本人には聞きなれない車名に聞こえますが、実は欧州ではヴィッツは「ヤリス」として販売されています。
すなわち、ヤリス=ヴィッツの新型と言って間違いありません。
ヤリスは世界戦略車として、トヨタが長年欧州で販売してきたBセグメントのコンパクトカーです。
なぜ、トヨタは欧州ではヤリス、日本ではヴィッツで販売してきたのかという点について謎ですが、おそらくゴロが良くないとかそんな理由ではないでしょうか。
いずれにしても、マツダがデミオをMAZDA2に変更したように、ライバルのヴィッツはヤリスとして販売を続けるということです。
デザイン
新型車ヤリスは、プリウス、カムリから始まったTNGAの第4弾となる、コンパクトカー向けのGA-Bプラットフォームを採用する最初の車です。

ボディサイズは全長が3950mm、全幅が1700mmmと若干拡大されるものの、全高は変わりません。
もともと歴代ヴィッツもどちらかというと地味なデザインでしたが、ヤリスはアグレッシブなデザインに変更されます。
フロントには大口径グリルを装着し、カローラの弟分的なデザインとなっています。

サイドは、Cピラーをブラックアウトし、より立体的な感じになりました。
全体的なデザインは、MAZDA2に似ている感じがしますが、ライバルとして意識しているということでしょうか。
パワートレイン
直列3気筒の「ダイナミックフォースエンジン」に統一しています。
排気量は1リットル、1.3リットル、1.5リットルがラインアップされ、1.5リットル直列2気筒+モーターのハイブリッドも設定。
燃費は現行モデルのリッター34.4kmを大幅に更新が予想されます。
トランスミッション
1.5Lハイブリッド車は、電気式無段変速機のみの設定ですが、1.5Lガソリン車は、CVTだけでなく、iMTというマニュアル車が用意されます。

iMTは、先日発売になったカローラの1.2Lターボ車にも搭載されています。
iMTとは何かというと、インテリジェントマニュアルトランスミッションの略で、クラッチ操作が簡単になっているマニュアルのことです。
ギアチェンジの際にエンジン回転数をクルマが自動的に合わせてくれるというものです。
エンジン回転数、車速、ギアポジションなどをコンピュータ制御しているため、ラフな運転ができるメリットがあるだけでなく、従来型のMTよりも燃費の向上が期待できます。

以前のように半クラッチやギア合わせに慎重にならなくて良いのです。
運転可能な普通免許を取得したけど、まだ変速操作に自信がないという方にも、喜ばれそうです。
まとめ
トヨタから新しいコンパクトカー、ヤリスが発売されます。
欧州ではヴィッツはもともとヤリスだったため、事実上、ヴィッツのフルモデルチェンジと言えるでしょう。
これまでのヴィッツのデザインとは一線画すアグレッシブなデザインが特徴です。
1.5Lハイブリッドだけでなく、1.5Lと1.0Lのガソリンエンジンも用意されるだけでなく、iMTを採用したマニュアルミッション車も用意されています。
新型ヤリスが登場したことで、マツダのMAZDA2、ホンダのフィット、スズキのスイフト、日産のマーチなどコンパクトカーの販売競争がますます激しくなりそうです。
多くの方のニーズに応えるコンパクトカーとなること間違いなしですね。