新型プリウスの燃費は？実燃費は悪い？燃費向上が期待できる走り方は？

この記事では新型プリウスの燃費についてご紹介します。

2018年12月のマイナーチェンジによって、外装や安全装備が強化された新型プリウス。

燃費に大きな変化がありませんが、「E」のみマイナーチェンジ前のプリウスよりも数値が悪くなりました。

肝心の実燃費ですが、ケースによっては悪い数値になることもちらほら。

プリウスの燃費の詳細と共に、燃費向上が期待できる走り方もまとめましたのでご覧ください。

プリウスのカタログ燃費は？

「E」	39.0km/L
その他2WD	37.2km/L
その他E-Four	34.0km/L

マイナーチェンジ前の「E」のカタログ燃費は40.8km/Lでした…。

あれ？燃費悪くなりましたね＾＾；

これは、（旧型2015年モデル）にオプション設定されていた安全装備が、今回から全グレード標準装備されていることで燃費性能に影響したのかと思われます。

その他のグレードに関しては、マイナーチェンジ前のプリウスと特に燃費に変化がありません。

では実燃費は如何ほどか？

某車メディアや燃費投稿サイトからのデータをまとめ、下限値と上限値それぞれの値とその平均をまとめた実燃費を見ていきましょう。

プリウスの実燃費は悪いの？統計まとめ

市街地	17.7～23.1km/L
郊外	23.8～26.7km/L
高速	28.5～34.8km/L

市街地	18.6～21.1km/L
郊外	21.8～26.3km/L
高速	28.0～33.3km/L

市街地	15.6～19.0km/L
郊外	20.8～23.2km/L
高速	22.0～29.1km/L

各グレードの実燃費は上記の通りになりました。

カタログ燃費と比較すると、かなり幅がありますね。

特に市街地なんかだと18km/Lを切る投稿もありました。

筆者的には「うそでしょ」と感じるのですが、プリウスを所有されている方が多い分、老若男女問わず幅広い層の方が運転されているので致し方ない数値かと思います。

というのも、車好きの方やある程度車に詳しい方から、トヨタ＝プリウスというブランド力に加え、ファミリーカー、ずっと乗る車、車に深い興味がない、維持費や燃費が良ければ何でも良い層、といった人が多く所有されています。

なので、人によっては「悪燃費だと気づかずに走行しちゃっているケースが多々あるよ！」ということですね。

例えば速度の落とし方だったり、コーナリングだったり、ガソリンの量や荷物などを含めた車重だったりと。

ということで、低燃費数値を出せる！プリウスの燃費向上が期待できる走り方、その他の燃費向上方法をご紹介します。

燃費向上が期待できる走り方は？

可能な範囲で「アウトインアウト」

まずは低燃費を可能にする走り方から見ていきましょう。

ずばり、アウトインアウト！です。

分かる人からすると「プリウスでそんなことするな！」と思うでしょう。

ただ、今回は”可能な範囲で”アウトインアウトを推奨します。

念のためアウトインアウトの概要をご説明しますと、右折や左折の際、曲がる方向より外側を走行⇒カーブに差し掛かると内側⇒そのまま外側走行、といった流れです。

これをするのとしないのとでは、走行する距離が異なってくるため、燃料消費量も変わってくるわけですね。

つまり、直線に近い状態で走る方が短距離を走行できる＝比較的低燃費になるということです。

ただし、サーキットなどのレースで用いられる走行方法ですし、公道でこのようなことをすると接近するバイクや対向車線との距離など、周囲へ迷惑をかけたり事故に繋がる危険もあります。

なので”可能な範囲で”とお伝えしました。

可能な範囲でいうと、見晴らしのよい1本道や日中ガラガラの高速くらいでしょう。

あまりギリギリを攻めすぎると危険度が増しますし、時速50km以上でレーンディパーチャーアラートも作動します。

ただし、言い換えるなら”コーナリングで大幅なロスをしないこと”を重視するべきと言えるでしょう。

無駄な距離を走行する分、燃料を喰うよ～ということですね。

アクセルブレーキを活用

上記のアウトインアウトは若干高度な走行技術です。

ですが、アクセルブレーキだと初心者・運転になれない方でも使いやすい燃費向上方法です。

やり方としては、速度を落としたいときにブレーキを踏むのではなくアクセルを踏まないこと、から始めます。

つまり、その時の速度のまま流れのままにハンドル操作し、徐々に減速＝ブレーキを軽く踏んでいく感じです。

こうすることで、信号に引っかかる時でも発進時の大量燃料消費をなるべく抑えることができます。

ただし、前の車に近づきすぎると良くありませんので、車間距離に気を付けましょう。

その他の燃費向上法

意図のある給油方法

燃費向上が期待できる走り方に続いて、その他の燃費向上法をご紹介します。

まず、意図のある給油をしましょう。

例えば燃料タンクいっぱいまで給油しないこと。

プリウスが重くなる分、駆動力（前に進む力）が必要になるので7割前後に留めておくと良いです。

因みに、プリウスの燃料タンク容量は43L、「E」のみ38Lとなります。

もう一つは、気温が低い時に給油することですね。

理由は、温度が低ければ低いほどガソリンが収縮するからですね。

裏を返せば、気温の上がる時期や時間帯にはガソリンが膨張するので、同じ量を入れても消費される量が異なってくるのです。

燃費を悪化させたくなければ、なるべく朝方や日没後がおすすめです。

メンテナンス

タイヤの空気圧やオイルチェックを定期的に行いましょう。

タイヤの空気圧が下がれば、地面に接触する面積が大きくなり、進む力が弱まります。

イメージとしては、空気の入っていない自転車で走るor空気がよくはいった自転車で走る、という感じです。

ガソリンではなく、エンジンやその他のパーツが滑らかに動くように、エンジンルームにオイルが搭載されています。

走る方で半年、あまりは知らない方で9ヶ月くらいが目処ですね。

なるべく軽くすべし

給油方法でもお伝えしたことと同じ理由で、なるべく軽くすれば燃費も改善します。

必要のない重た～いレジャー用品や、必要のない重たいモノは、極力降ろして走行しましょう。

燃費に対する口コミの評価は？

S

1300km走った平均燃費は26.4km/L。
高速や市街地間を結ぶバイパス、田舎の国道を中心に走行。
結構エアコンも強めにかけている夏場でのことなので、一切文句なし。

S“ツーリングセレクション”

偏平タイヤなのでノーマルに比べて少し燃費は、落ちますが充分です。

Aプレミアム“ツーリングセレクション”

さて、世界初のハイブリッドとして登場したプリウスですが、ハイブリッドがいろいろな車種で使われるようになり、プリウスの独自性は薄れ、ただの燃費が良い車になりました。

A

際の走行距離と燃料計を見ても、嘘ではなさそうです。
エスティマと比較すると、燃料費が3分の1位です。
今までガソリンを無駄に消費しすぎた罪悪感さえ感じます。

プリウスの燃費に対する口コミを4つピックアップ。

なんせ低燃費カーが売りなので「なんだこの悪燃費車」というような評価は見られません。

ただし、燃費が悪くなるケースが人それぞれ違うというのが良く分かりますね。

ホイールだったり、エアコンを付けて走るか？だったり、ケースバイケースです。

プリウスは世界でも類を見ない低燃費カーとして王道の車でありますが、車両価格に対して”どれくらい走る？維持する？”ということを考えるとコスパが変わってきます。

例えば10年間として考えると、ホンダのフィットやマツダのデミオディーゼル車がコスパが高いです。

その次にトヨタのヴィッツ、プリウスというデータをベストカーが公開していました。

とは言え環境問題を考える時代において、プリウスの静粛性×低燃費は逸品車と言えるでしょう。

プリウスの燃費のまとめ

プリウスの燃費のまとめとして…

• カタログ燃費より実際は大きく上下
• 低燃費走行＝アクセルブレーキを推奨
• 給油方法や点検も視野に入れるべし
• 口コミの評価は高い

プリウスの燃費が悪い！とまでは言いませんが、走行する環境や走行方法によって燃費が悪化することもあります。

ケースバイケースなのですが、今回の燃費向上方法がご参考までになればと思います。