新型ハリアーの燃費は悪い？！実際の燃費を口コミなどの統計から算出

この記事では新型ハリアーの燃費についてご紹介します。

ハリアーのカタログ燃費は、全パワートレインを平均すると15.64km/L。

実際の燃費はグレードによって異なってくるため、季節による温度差が激しい日本だと燃費数値は偏るものです。

今回はハリアーの燃費に対する口コミをもとに、実際の燃費数値を算出。

ハリアーに適した燃費改善方法もご紹介していますので、ご参考になればと思います。

新型ハリアーのカタログ燃費は？

ターボ車(2WD)	13.0km/L
ターボ車(4WD)	12.8km/L

ガソリン車(2WD)	16.0km/L
ガソリン車(4WD)	14.8～15.2km/L

ハイブリッド車(4WD)

21.4km/L

ハリアーは2017年のマイナーチェンジを受けて「ターボ車・ガソリン車・ハイブリッド車」の3つのパワートレインが設定されました。

ターボ車・ガソリン車は2.0Lでハイブリッド車は2.5Lという排気量。

また、走行モードもそれぞれに2～3つ用意されており、ハリアーの総重量は約2トン。

もちろんクロスオーバーSUVなのでサスペンションや車高などもセダンやミニバン等とは違います。

そういった全体像からみて、上記のカタログ燃費は妥当と言えます。

とくにハイブリッド車は平成32年度燃費基準＋40％達成車で、エコカー減税・グリーン化特例対象となり、カタログ燃費だとSUVにしては上出来な燃費数値。

カタログ燃費記載はJC08モードであるため、実際の燃費は上記の7割ほどになるのが一般的ですが、実際の燃費を口コミからまとめ、算出すると驚きの実燃費となりました…！

新型ハリアーの実燃費は？｜妥当な燃費数値

市街地	8.9km/L～11.8km/L
郊外	12.1km/L～12.9km/L
高速	12.0km/L～14.5km/L

市街地	11.0km/L～12.9km/L
郊外	13.0km/L～14.5km/L
高速	15.3km/L～17.0km/L

市街地	12.0km/L～15.4km/L
郊外	15.0km/L～17.5km/L
高速	16.9km/L～19.0km/L

それぞれの実燃費は上記の通り。

2WDと4WDがターボ車・ガソリン車に設定されていますが、駆動間で燃費の差はあまりありません。

いかがでしょうか？

かなり燃費数値は良好だと思いませんか！？

なんせ、カタログ燃費と同等、もしくは8割ほどの数値になっています。

もちろん春夏秋冬の燃費数値をまとめたものになりますので、偽りなくカタログ燃費に近い数値。

ただし、「良い燃費だね！」とは言えないのが本音でしょう。

やはり走破性や走行性能、操舵性などの魅力もハリアーはかじっているので、低燃費になることはありえません。

また、ハイブリッド車が低燃費のように思えますが、夏の極度の炎天下、冬の超寒気になるとモーターが弱り、ターボ車並みの燃費数値になることも珍しくありません。

ケースバイケースではありますが、状況によって数値も変わり、実際にハイブリッド車の販売台数は月に300～600台ほど。

これはハリアー全体の2割ほどで、ほとんどの売り上げがガソリン車となっています。

SUVなので上記の燃費数値が妥当！だと思いますが、年間を通して考えるとガソリン代や給油する手間をなるべく抑えたいところ。

続いてはハリアーに適した燃費向上法をご紹介します。

新型ハリアーの燃費向上法

走行距離を重ねる度にメンテナンス

ハリアーに限らない話になりますが、走行距離を重ねる度に、エンジンオイルやホイールや内部のゆがみなどを点検する必要があります。

その他にはタイヤの空気圧なども該当。

エンジンオイルがドロドロだとエンジンルームやその他のパーツなどがギクシャクして、円滑さが薄れます。

また、ホイールや車軸などのゆがみによって、バランスの悪い走りになったり、一定のタイヤに負荷がかかって無駄に走行距離が伸びます。

タイヤの空気圧も単純で、地面と接する面と前に進もうとする力のバランスが崩れ、駆動力が減少。

これも無駄に燃料を消費することになるので、タイヤの空気圧チェックも肝心です。

給油し過ぎない

ハリアーの燃料タンク最大容量は、ターボ車・ガソリン車が60L。

ハイブリッド車が56Lになりますが、せいぜい満タン弱くらいを目処に燃料を入れるのが良いでしょう。

なぜなら、燃料を入れた分だけ重くなり、重たい分だけパワーを要するからです。

数回程度なら微力ですが、何年間を通してみると大きな違いになりますね。

アクセルブレーキを活用

アクセルブレーキとは、ブレーキもアクセルも踏まない状態ですね。

例えば、信号待ちになると分かれば止まらないけどゆったりと進む。

これだけでも発進時の燃料消費を抑えることができます。

燃費に対する口コミの評価は？

PREMIUM(ターボ)

ハイオク9リッターは良くないが、スペック的には仕方ない。

ELEGANCE(ガソリン)

街乗り９割、高速１割、平日は近場のみしか運転しませんがリッター12キロほどです。

PROGRESS(ターボ)

街中は9キロ、高速で12キロくらいです。

PREMIUM(ハイブリッド)

郊外に住んでいるので燃費はリッター当たり17㎞前後、満タンで700㎞は大丈夫。
これは高速を含めてである。
京都大阪50㎞を2時間以上の渋滞を含めて500㎞の時も15㎞以上であった。
オートクルーズが110㎞でも設定できるのでこれを使えば高速の燃費も15㎞以上で走れる。

ハリアーを所有されている方、試乗された方から4件の口コミをご紹介します。

価格.comやみんカラなどでは圧倒的にターボ車の口コミが多く、一概には言えませんが「車好き！」という方が多い印象。

ターボ車だと平均10km/L強ほどで、走行性能に対しては「妥当」との意見がほとんど。

それもそうで、ターボ車に乗ってエコモードで走行すると、楽しくない…のでしょう。

エコモードは燃費重視ですが、走りとしては味気がないですよね。

ガソリン車・ハイブリッド車の方の口コミはターボ車よりも件数が少ないですが、こちらも妥当のようです。

ハリアーの燃費に対する口コミの全体的な評価は「妥当」＝100点中50点くらい、というところでしょう。

なんにせよ、燃費よりブランド力・走りに魅力があります。

ライバル車のカタログ燃費は？

ガソリン車	15.6km/L～16.4km/L
ハイブリッド車	20.0km/L～20.8km/L

 

ガソリン車	15.0km/L～15.8km/L
ハイブリッド車	25.0km/L～25.8km/L

 

ガソリン車	9.0km/L～12.0km/L
ディーゼル車	14.0km/L～16.0km/L

 

ガソリン車	14.6km/L
e-BOXER搭載車	18.6km/L

 

ガソリン車

14.6km/L～16.0km/L

ライバル車のカタログ燃費（JC08モード）は上記の通り。

ハリアーを含めてずば抜けて燃費が良いのが、ホンダのCR-Vハイブリッド車。

ボディサイズはハリアーよりも大きいのが魅力で、海外でも高く人気のあるSUVです。

実際のところはもっと低いと思いますが、ハリアーハイブリッドよりは燃費良いです。

ただ、走りの魅力や操舵性はハリアーの方が上。

小回りも効きますしね！

新型ハリアーの燃費のまとめ

新型ハリアーの燃費のまとめとして…

• エンジン性能・走行性能からして妥当
• 実際はカタログ燃費に近い数値に
• 評判も悪くなく、ライバル車とも僅差

ハリアーかプラドのどちらにしようか迷っている方もいますが、長い目で乗る方に関してはハリアーを選ぶ方が良いでしょう。

ガソリン代だけでなく、税金やメンテナンスにも注力差が違ってきます。

ハリアーの燃費数値は決して悪くないですが、良いとも言えない絶妙な数値になりました。