世界戦略車10代目トヨタ・カムリの燃費

世界戦略車として世界中で販売されているトヨタ・カムリ。

10代目となったカムリは、トヨタの代表的なセダンとして、世界でも人気が高い車種です。

欧米だけでなく、中国、台湾などアジアの国々で高級外車の代表車種として扱われています。中国や台湾では個人タクシーが多く走っていますが、その中でも、トヨタ・カムリと日産・シルフィは乗り心地が良いため観光客から大変人気があります。

日本では、車両本体価格320万円～ということで、やや高級車という扱いになるでしょうか。

さて、このトヨタ・カムリですが、日本でも高級感だけでなく、そのアグレッシブなデザインが大人気です。

カムリの購入を検討する人が一番気にするのは、カムリの燃費ではないでしょうか。

カムリは排気量が2500ccの車のため、車両重量1.5tもあります。

この排気量、重量であればかなり燃費が悪いのではないか？と心配される方も多いと思います。

一昔前の車であれば、確実に10km/Lは切ってしまうと考えられます。今の時代でリッター10kmを切る燃費の悪い車は、一部のスポーツカーを除くと人気車にはなりえません。

それでは、早速、カムリの燃費について見ていきましょう。

カムリの燃費

こちらは、トヨタの公式サイトでも見られるカムリの燃費表です。この表を見てわかる通り、1.5tもある車にしては、びっくりするほどの低燃費です。

駆動系はモデル間の違いはありませんが、グレードごとに2種類の燃費となります。

グレードXが33.4km/L、それ以外が28.4km/Lです。

実燃費は、この7割程度と考えると、19～23km/Lではないでしょうか。

実際に口コミを調べてみると、以下の通りでした。

冬だったせいか、20km/lが精いっぱいでしたが、純正のミシュランに戻してからは、長距離で最高25km/l、市街地でも18km/lとすごい燃費です。

 

夏場21km/L、冬場19km/Lいずれも常時エアコンONです。

 

一般道のみでリッター24.1kmです。

なるほど、実燃費でもかなりの高燃費をたたき出していますね。

燃費向上技術

なぜ、ここまでの低燃費を実現できているのかを見ていきましょう。カムリは2500ccの直列4気筒エンジンを搭載しています。一昔前であれば、2500ccのエンジンといえば、6気筒だったのですが、2000cc以下の車と同じ4気筒エンジンを搭載しているのが、特徴となります。

トヨタの公式サイトによると以下のように書かれています。

基本構造を刷新し、高圧縮比・ロングストローク化。タンブル流強化と吸気流量アップを両立する高効率吸気ポートに加え、直噴インジェクタにより高速で安定した燃焼を実現。さらに、吸気バルブの開閉タイミングを最適制御するVVT-iE＊2を採用し、レスポンスを向上。高出力化と最大熱効率41％に達する燃費低減を高次元で叶えました。

なるほど、先端技術により、低燃費を実現しているということでしょうか。さらに、ハイブリットシステムを組み合わせることにより、さらなる低燃費を実現しています。

電気自動車として動く？

実は、カムリは電気自動車（EV)として動かすことができます。EVドライブモードスイッチを押すと、モーターのみで走行させることができます。

これにより、早朝・深夜や屋内の駐車場などで、エンジン音や排気ガスを気にすることなく走れます。

ただこれは、あくまで駐車場などで低速で走ることを想定しているので、EVとして一般道路を走ることはできなそうです。

 

トヨタ・カムリの燃費まとめ

トヨタカムリの燃費は、JC08モードでグレードXが33.4km/L、それ以外が28.4km/Lです。

実燃費は、19～23km/Lです。高性能な高級セダンですが、車格・車重から考えると超低燃費の車と言って間違いありません。

現在、燃費の悪いセダンに乗っている人で燃費を気にしているものの、コンパクトカーには乗りたくない！と思っている方はは、新型カムリに乗り換えを検討してもよいかもしれませんね。