新型86の燃費は？実際の燃費の統計や燃費向上法を3つご紹介

この記事では新型86の燃費についてご紹介します。

86のエンジンは水平対向エンジンを搭載したスポーツカーなので、燃費が悪いというステレオタイプがありますが、実際はかなりエコなスポーツカーです。

なんせカタログ燃費が約12km/Lとなっており、実際の燃費の統計を調べると、中にはカタログ燃費を超える数値を記録された方も見られました。

そんな実燃費の統計と共に、基本的な燃費向上法もまとめましたのでご覧ください。

新型86のカタログ燃費は？

6-Speed SPDS（AT）	12.4～12.8km/L
6速マニュアル	11.8km/L

86のカタログ燃費は上記の通り。

因みに、姉妹車であるスバルのBRZの燃費も同じくらいです。（パーツ・重量など多少異なるため微差あり）

旧燃費表記のJC08モードであるため、実際のところは数値の7割ほどが妥当なライン。

しかし、86の実燃費をみんカラ（車レビューサイト）やその他レビュー投稿サイト、そして某大手車メディア等の数値をまとめると、驚くことにカタログ燃費よりも数値が良くなりました！（一部のみ）

86の実燃費はどれくらい？

市街地	9.1～10.2km/L
郊外	10.8～15.0km/L
高速	12.0～16.5km/L

市街地	8.9～11.8km/L
郊外	12.1～12.9km/L
高速	12.0～14.5km/L

実燃費は上記の通りになりました！

最大でAT車が16.5km/Lにもなり、超エコなスポーツカーですよね。

こうなるのもキチンと理由があります。

まず、2ドア4人乗りで、どのグレードも1.5トンを超えていないからです。

つまり、軽いからなんですよね。

かつ水平対向エンジンによる安定感とFR（フロントエンジン・リヤドライブ）によってより重心が低くなり、空気抵抗も少なくなります。

まあ、スポーツカーの構造はだいたいそのように作られていますが、やはりパワートレインも含めて素晴らしい燃費性能だと思いますね！

とは言え、走りはまあまあ…。（スポーツカーの中では）

86は街乗りで「気持ちうぃ～♪」というくらいであって、バリバリの悪魔レーシングカーではありません。

走りを求めれば燃費が悪くなるのと同じ事が言え、走りの性能を落とすと燃費が良くなった、という相関係数が理解いただけるかと思います。

86の燃費向上法をご紹介

タイヤの空気圧のチェック！

続いては、86以外の車にも共通している燃費向上法、86だから意識すべき燃費向上法をご紹介します。

まず、タイヤの空気圧を基準値以上にすること。

走りが魅力である86やスポーツカーは、ガチで走ると駆動力やストレスがタイヤに掛かりますし、その分衝撃を受けると空気圧も下がってきます。

また、あまり乗らなくても空気圧というのは徐々に下がっていくので、定期的な空気圧チェックをすることが大切。

タイヤの空気圧が低ければ、前に進む駆動力のために必要な”摩擦力”が効率よく働きません。

言い換えると、地面にタイヤがべったり付くイメージで、せっかくの駆動が分散します。

そういった理由でタイヤの空気圧を定期的にチェックし、圧が下がれば空気を入れる、のが燃費向上法になります。

給油し過ぎない＆燃料が冷えてる時に！

給油しすぎると何が燃費に影響するのか？

単純に、重くなる分駆動力がかかる⇒燃料をより多く消費するからですね。

86の燃料タンクは50Lとなっており、目処としては40L前後がおすすめ。

入れなさ過ぎてもガソリンスタンドに行く手間もかかるので、このくらいが丁度良いですし、年単位で計算すると大きく変わってくるでしょう。

そして燃料が冷えているときに給油するとなお燃費向上にGOOD！

ガソリンと言うのは温度が高ければ高いほど膨張し、温度が低ければ低いほど収縮します。

つまり、温度が高い日中や都心で給油するよりも、温度が低い朝や夜中や涼し気な地域で補給する方がお得なんです。

同じガソリンの量を比較しても割と違ってくるので、ただでさえ燃費を食うスポーツカーで燃費向上を考えるなら意識すべきですね。

アクセルブレーキを活用

アクセルブレーキと言うのは、アクセルを踏まない状態で減速しつつ、駆動力の流れに任せることを言います。

つまり、車が動く限りはブレーキを踏み込み過ぎない程度で減速＆ゴーできれば、発進時の爆発的燃料消費を抑えることができます。

とは言え、車間距離や信号の問題があるのでその場に合わせて活用されると良いでしょう。

燃費に対する口コミの評価は？

G (AT)

街乗り通勤でリッター6から7くらい。
毎日ひどい渋滞と信号多いため。
信号ない山道の国道を走れば10以上は確実。
高速道路もそれくらいかな。

GT (MT)

トロトロ長距離を走っていたら10km/lぐらいいきました。
標準規格よりも走ってくれたので嬉しかったです。

GT (MT)

燃費は計算したことがありません。
燃費を気にする意味ないですし。
燃費が気になるなら、ＨＶ買いましょう。

86の燃費に対する口コミは、あんまり投稿されていません。

というより、全体的に燃費を気にされていない方が大半です。

まあ当たり前のことですよね＾＾；

なんせスポーツカーなのですから、走り優先なのが理です。

とは言え、実際の燃費が良いのも事実。

走りに不満を感じる方もいますが、その分燃費が良いスポーツカーであるため、入門者やスポーツカーに乗り慣れた人でも2代目として所有されるのはアリかと思います。

86の燃費のまとめ

86の燃費のまとめとして…

• カタログ燃費は11.8～12.8km/L
• 実際は8.9～16.5km/L
• 燃費向上法も期待できる

実燃費がいい！とお伝えしましたが、街乗りだと9km/Lを切ることの方が多いです。

こればかりは人によって運転スキルや計測時の環境が異なりますのでばらつきがあります。

ただ、誰が走っても直線は同じ。

高速での実燃費が良いのが確かなので、優れた低燃費スポーツカーですね。