高性能ツーリングワゴン スバル・レヴォーグ STI SportとSTI Sport Rの違い

スバルのツーリングワゴンの代名詞だったレガシィの後継車種として登場したスバル・レヴォーグ。
2020年には2代目となるレヴォーグが発売されました。
2代目も初代に引き続き、運転支援システム「EyeSight」を搭載しています。
初代では、1.8L直噴ターボエンジンのみでしたが、2代目では2021年11月に2.4Lターボエンジンのグレードも追加されました。
レヴォーグには、通常のグレードとよりスポーティーなSTIグレードが存在します。
STIグレードには、STI SportとSTI Sport Rがあります。
この記事では、STI SportとSTI Sport Rの違いについてご説明します。
新型スバル・レヴォーグの燃費 (auto-library.jp)
エンジンの違い
レヴォーグSTI SportとSTI Sport Rの一番大きな違いは、搭載されているエンジンです。STI SportのエンジンはCA18型と呼ばれる1.8Lの直噴ターボエンジンですが、STI Sport RのエンジンはFA24型と呼ばれる2.4Lの直噴ターボエンジンです。CA18型の出力は177馬力ですが、FA24型の出力は275馬力です。約100馬力ほど異なるため、STI Sport Rは別次元の性能を持つ車と言えるでしょう。


燃費の違い
レヴォーグのSTI SportとSTI Sport Rはエンジンの性能が大きく異なるというお話をしましたが、エンジンの性能が異なると燃費が大きく異なります。STI SportのWTLCモード燃費は13.6km/lに対し、STI Sport Rの燃費は11.0km/lです。性能の違いから考えると燃費はリッター当たり2.6kmしか異なりません。STI Sport Rを選ぶポイントは、この燃費の違いを許容できるかどうかがということになります。


外観の違い
レヴォーグSTI SportとレヴォーグSTI Sport Rのボディサイズ・外観の違いはほとんどありません。安いグレードであるSTI Sportを選んでも質感に差がないので、レヴォーグのSTIグレードを所有しているという所有感は十分に得られます。

安全機能の違い
レヴォーグSTI SportとSTI Sport Rはどちらも運転支援機能アイサイトを搭載していて、安全機能の違いはありません。それぞれEXというグレードがあり、そちらはアイサイトXというより進化したアイサイトを搭載しています。

価格の違い
レヴォーグSTI SportとSTI Sport Rの違いは、ほぼエンジンのみの違いですが、エンジンの違いがそのまま車両本体価格の差となります。STI Sportの車両本体価格は、3,707,000円(税込み)からです。一方、STI Sport Rの車両本体価格は、4,389,000円(税込み)からです。価格差は、682,000円となっています。
維持費の違い
レヴォーグSTI Sportは2.0Lですが、STI Sport Rは2.4Lであるため、自動車税が1ランク異なります。2.0L以下のSTI Sportの自動車税は36,000円、2.5L以下のSTI Sport Rの自動車税は43,500円です。当然、任意保険料その他の税金もSTI Sport Rのほうが高くなります。また、燃費が悪いSTI Sport Rのほうがガソリン代が高くなります。
まとめ

この記事では、水平対向ターボエンジンを搭載する高性能ツーリングワゴン、スバル・レヴォーグSTIとSTI Sport Rの違いについてご説明しました。STI SportもSTI Sport Rもレヴォーグの中では高級なグレードですが、それだけ他のグレードにない走りを感じることができます。価格は高くなりますが、車が好き、スポーツカーが好きな方にはお勧めのグレードです。