新型ハイエースワゴンの燃費(2WD・4WD)は？燃費向上も可能？

この記事では新型ハイエースワゴンの燃費についてご紹介します。

今回はハイエースワゴンのカタログ燃費と、レビューサイトに寄せられた実際の燃費をもとに、実燃費平均をまとめました。

そして結論からお伝えしますと、ハイエースワゴンは燃費向上が可能で、かなり期待できる車種です。

本記事でハイエースワゴンの燃費の詳細と、燃費向上について具体的にご説明していきます。

新型ハイエースワゴンのカタログ燃費は？

「グランドキャビン」(2WD)	9.5km/L
「グランドキャビン」(4WD)	8.9km/L

「GL」「DX」(2WD)	9.7km/L
「GL」「DX」(4WD)	9.1km/L

ハイエースワゴンのグレードは上記の3つで、2WDと4WDから選べるようになっています。

基本的には4WD＝4輪駆動の方が燃費が悪く、フルタイムであるため仕方ないと言えるでしょう。

また「GL」「DX」より、「グランドキャビン」の方が燃費が悪いのは、ボディサイズ・積載量の違いによるもの。

「グランドキャビン」の場合はハイールーフとなっており、前述の2つのグレードよりも全高が20cmほど高くなっています。

また、最高座席の背後にはラゲージスペースが確保されているため、その分の重量を含めると若干「グランドキャビン」の方が燃費が悪い記載となっているのです。

燃費表記は最新のWLTCモードではなく、従来のJC08モードでの記載。

そのため一般的な実燃費はこの数値の6～8割ほどになります。

そんなハイエースワゴンの実燃費を口コミなどの投稿を元にまとめました。

新型ハイエースワゴンの実燃費は？｜カタログ値より良い!?

市街地	5.8km/L～8.0km/L
郊外	7.0km/L～8.5km/L
高速	8.5km/L～10.0km/L

市街地	6.1km/L～8.0km/L
郊外	7.3km/L～8.9km/L
高速	9.0km/L～13.6km/L

ハイエースワゴンの月間販売台数が約500台ほどなので、口コミも少ない状況です。

そのため、データが薄くなっていませんが、上記が口コミに寄せられた実燃費の平均値。

先ほど「実燃費はこの数値の6～8割ほど」とお伝えしましたが、ハイエースワゴンは少し特殊なんです。

というのも、荷物を多く乗せたり、人が多く乗ることを考慮した燃費表記であったため、実燃費になるとカタログ燃費よりも数値が良くなってしまいました。

これは、レビューされている方の多くが荷物を多く乗せず、一人運転を続けていた際の燃費平均だったりします。

つまり、実燃費数値の良い方の割合が多かったわけです。

なので、正直正確な実燃費数値とは言えませんが、それが下記でご説明する「燃費向上」に繋がってくるのです。

続いて、ハイエースワゴンの燃費向上の詳細について見ていきましょう。

ハイエースワゴンは燃費向上に期待できる！

記事冒頭、上記でもお伝えしましたように、ハイエースワゴンは燃費向上に期待できます。

理由は「荷物・人を多く乗せない」時の数値が”カタログ燃費数値を上回るから”です。

この内容は先ほどとリンクしてくると思いますが、実際の燃費でも実燃費がカタログ燃費を上回っています。

つまり、燃費向上したければ重量を増させなければいいということですね。

「いやいや、それじゃ燃費向上！って言えなくない？」とお思いの方もいるかもしれません。

ただ、必要のない荷物を下ろすだけでも燃費が0.5km/L～でも良くなれば年単位で見ると数万円単位でガソリン代も変わってきますし、荷室・車内の広いハイエースワゴンだからこそ言えることでしょう。

それに車中泊や仕事用・家庭用として所有される方が多いと思いますので、荷物を車内に置いたまま「次、また車中泊に行くから置いとこ」と、普段使わないものを車内にずっと残している方も少なくないはず。

そういったことをなるべく無くすこと、それらの理由を含めてハイエースワゴンは燃費向上に期待できる！と言えるのです。

この他にも、タイヤの空気圧・オイルチェックや、長距離移動をしない時はガソリンを多く補給しないことなどの燃費向上方法もあります。

どれも名の通りの内容なので詳細は省きますが、どの項目も他の車よりストレージが多いので、定期的なチェックが必要になってきます。

燃費に対する口コミの評価は？

GL(2WD)

当然リッター5キロ勢。
アルファードと変わりませんが、燃料がレギュラーなのでお財布に優しいエコカーです( ^ω^)

GL(4WD)

燃費はまぁ周りがコメントするように気にしたら負けです・・・ｗ
エコ運転心がけて運転するようにしています。

グランドキャビン(2WD)

ざっくりとした満タン法ですが下道で8㎞/L、高速で10km/Lでした。
10人のってこの燃費なので、5人乗りの車で換算すると10km/Lx2で20km/L相当！(笑)
1人あたりの燃費はハイブリッドカー並みですね。
高速道路も1台分で済むので、多人数乗車なら明らかにお得です。

グランドキャビン(4WD)

街乗りだと7㎞/L前半くらい。
遠乗りすれば8.5㎞/L前後かなぁ。
一番いい時で9くらいの時もあったけど、まぁうちの場合、使用する時は人も荷物も多いしこんなもんかと…

本記事の実燃費で元にした口コミの中かから、4つピックアップしてご紹介します。

口コミにもありますように、アルファードのガソリン車と比較すれば同じくらい。

（アルファードの燃費は約12km/L）

ただし、アルファードは7人乗りの高級ミニバンなので、ハイエースワゴンほどの積載量やシート数はありません。

つまり、ハイエースワゴンの方が移動手段として多くの人や荷物を乗せるのには、燃費効率がアルファードより高い！と言えるのです。

また、「1人乗りで考えたら20km/L相当！(笑)」という投稿がありますように、ホントに1人で乗る際の実燃費は優れた数値になります。

なのである意味、ミニバンの中ではトップクラスの燃費数値と言えるのではないでしょうか？

ライバル車のカタログ燃費は？

8.9km/L～9.1km/L

ハイエースのライバル車と言えば日産のNV350キャラバン。

通称、日産キャラバンですが、こちらにも「バン・ワゴン・マイクロバス＝特装車」がランナップ。

その一つ、キャラバンのワゴンタイプのカタログ燃費は”8.9km/L～9.1km/L”になります。

また、キャラバンのワゴンは2WDの設定しかないため、ハイエースワゴンの2WDと比較するとハイエースワゴンの方が燃費数値が良くなっています。

エンジン性能やボディサイズの違いによるものか？と思い調べてみましたが、ハイエースワゴンの方が上等。

荷室はキャラバンの方が勝るかもしれませんが、走行性能ではハイエースワゴンの方が全体的に優れています。

新型ハイエースワゴンの燃費のまとめ

新型ハイエースワゴンの燃費のまとめとして…

• カタログ燃費は8.9km/L～9.7km/L
• 実燃費はカタログ値を大きく上回るケースも
• 口コミの評価は悪くは無いが「良い燃費！」とは言えない
• ライバル車より走行性は勝っている

日産キャラバンと燃費性能で比較すると勝ってはいますが、ニーズが違えば燃費効率の良さも変わってきます。

ただ、ワゴンタイプを求めている方であれば、ハイエースワゴンの方が個人的には燃費効率は良さげ。

安定感は実際に試乗して比較しないと、人それぞれ違いますが、実燃費を含めてハイエースワゴンが燃費が悪すぎるということはあリません。