初のマイナーチェンジをしたインサイトはどこが変化した？燃費は？

2020年5月29日にマイナーチェンジをしたホンダのハイブリットセダンである「インサイト」の発表、発売が開始されました。
現行３代目であるインサイトは「シンプルで時代に流されない、本質的な魅力を備えたクルマ」を目指して開発され、ロー＆ワイドなシンプルかつ魅力的なデザインになっています。インサイトに搭載されている、2モーターを組み合わせた1.5ℓハイブリッド「e:HEV（イー：エイチイーブイ）」は力強い走りを実現させており、ハイブリッド車と感じさせない居住空間や、容量が519Lもある広いトランクが魅力のセダンになっています。
今回で初のマイナーチェンジで一体どこが変化したのか。気になる燃費など詳しく調べてきました。

「EX・PRIME STYLE」が新登場

今回のマイナーチェンジで新グレードとして「EX・PRIME　STYLE」が追加されました。「EX」グレードに上質感を高めたモデルになっています。上品なインテリアに加え、アイボリー基調の内装が華やかさを演出しています。
「アイボリー×グリーン」の本革＆ウルトラスエードのインテリアは、華やかさが溢れており上品さを際立てています。マイナーチェンジ前まではブラック基調のインテリアだったインサイトが、一転して明るく華やかになったことで全く違った印象を与えています。
今回新たにこれまでインサイトにはなかったグリーン系のカラー「シルバーミストグリーンメタリック」がボディカラーに追加されました。その他にも、ダーククロームメッキの専用フロントグリル、専用リヤバンパーロアーガーニッシュが新たに採用されました。アルミ切削＋グレークリア塗装施した17インチのアルミホイールは、引き締まった印象を与えています。トランクスポイラーレスによりリア周りがスッキリとしています。

上級グレード「EX・BLACK STYLE」

最上級グレードである「EX・BLACK STYLE」では専用装備のアルミホイールが17インチから18インチへとサイズアップしています。また、ステンレス製のスポーツペダルも用意されています。
「プレミアムクリスタルブルー・メタリック」「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」はインテリアの加飾としてボディカラーに合わせたステッチカラーが設定されています。

燃費

インサイトのエンジンは1.5Lエンジンと駆動用モーター、ジェネレーター（発電用モーター）を備えています。エンジンの最高出力は109ps/6000rpm、最大トルクは13.7kgm/5000rpm、モーターの最高出力は131ps、最大トルクは27.2kgmとなっており非常にパワフルな走りを実現しています。
EVドライブモードではバッテリーからの電気によってモーターのみの走行となり、ガソリンを一切使わず低燃費です。低中速ではEV走行をメインにし、高速ではエンジン走行も活用します。非常に燃費が良く、LXでJC08燃費34.2km/L、WLTC燃費28.4km/Lを超えています。ハイブリッドならではの滑らかで心地の良い走りと優れた燃費性能を両立しているのが魅力です。

価格

マイナーチェンジ後の価格はほぼ据え置きで、価格一覧は以下の通りです。

LX	3,355,000円（税込）
EX	3,564,000円（税込）
「EX・PRIME STYLE」	3,685,000円（税込）
「EX・BLACK STYLE」	3,729,000円（税込）

LXグレードでも本革巻ステアリングホイール、ドライバー注意力モニター、LEDヘッドライト、運転席＆助手席シートヒーター、VGR、4輪ディスクブレーキなどが採用されています。装備は非常に充実しており、最先端安全技術「ホンダ・センシング」も全グレードに標準装備されています。

ライバル「プリウス」との差は？

インサイトのライバルとして挙げられるのがトヨタ「プリウス」
今回のマイナーチェンジも加え、走行の安定性、乗り心地や安全装備を総合的に判断するとインサイトのほうが少し上回る印象です。価格ではインサイトのほうがやや高めといったところでプリウスより購入しにくいと感じる人が多いかもしれません。

まとめ

今回のマイナーチェンジで以前とは全く違う上品で華やかな印象になったインサイト。パワーアップしても快適で静かな走りや使い勝手は変わらず、上質感を高めた「EX・PRIME STYLE」やさらに上級の「EX・BLACK STYLE」の登場でライフスタイルに合わせて選べるようになりました。こだわりを持った人にはおすすめです。安全性の高いホンダセンシングも搭載しているので、これから初めて車を買う人や高齢の方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。